火曜日, 3月 23, 2010

さようなら、カザルスホール(BCJコンサート)

今日もバタバタ。でも夕方5時ごろにふと何気なく、リフレッシュがてらコンサート情報を調べようとウェブブラウジング。

すると、バッハのコンサートがお茶の水にある日本大学のカザルスホールであることを発見!

すでにチケットは完売。でもプログラムに惹かれ、思わずカザルスホールに電話したら当日券が10枚程度あるとのこと!

でも、仕事は忙しいし、開始は6時から。当日券はすでに5時から売り始めているし、来場順のため、いっても必ずチケットにありつける保証はない。ちなみにチケットはS席のみで7,000円也。

ただいまの時刻5時30分。コンサート開始まであと30分。

チク・タク・チク・タク、、、、さあ、どうする???


気がつけばタクシーに乗り込み、一路カザルスホールへ。

開始5分前に到着し、当日券売り場に駆け込むと、あと3枚残っていました。


本プログラムは2部構成で、オルガン演奏と、バッハのカンタータ。最初の1時間ちょっとは、カザルスホールのオルガンの演奏で、冒頭にバッハ・コレギウム・ジャパン(”BCJ”)の代表でオルガニストである鈴木雅明氏による挨拶がありました。

そしてその挨拶で、当カザルスホールは今年3月末をもって閉館することを知り、びっくりしました。日本で最初の室内楽専用のコンサートホールとして作られ、はや23年。また偉大なチェリストであるパブロ・カザルスにちなんでつけられたこのホールがあと1週間で閉館だとは、、、

そんな感慨と、また一方で、いろんな偶然と幸運が重なって、今こうしてこの場に立ち会えている自分の存在と合わせて、しょっぱなから不思議な巡り合わせを感じずにはいられませんでした。



正面に佇むパイプオルガンで3人の奏者がそれぞれ演じました。いろんな曲で、いろんな音が出て、あるときなんか飾りの風車のようなものがオルガンの風に吹かれて廻り出し、ベルのような音を立てたりと、とても興味深く、そしてオルガンから発せられる美しい和音の音色に優しく体を包み込まれました。そして3番目に鈴木雅明氏が登場。ちなみに彼のオルガンの師匠は大学時代のゼミの友人の親父で、その友人もたまにBCJのコンサートに行っていると、こないだのゼミの集まりで初めて知りました。これまたびっくり。

僕は鈴木雅明氏の演奏を聴くのは今回が初めてでしたが、彼が演奏し始めると、急に音楽が”躍動している”という感じをおぼえました。

また、第2部はカンタータを3曲。コンサートでバッハのカンタータを聴くのもこれが初めての経験でしたが、7時半から9時半まであっという間に時間が経ちました。このカンタータを聴いて感じたのはオルガンの時と同じく、音楽が”躍動している”ということでした。また、どの部分がうまい、とかそういう局所的な感想ではなく、いまこの瞬間、”ライブで極上の音楽を味わえる喜び”といったものを全身で浴びました。

熱狂的な拍手。そして何度目かのカーテンコールで戻ってきて、アンコールでもう一度さっき終わったばかりのカンタータBWV30の最後の合唱を演奏してくれました。立て続けに何10回でも聴いてもいいくらい素晴らしかった。

その後もしばらく拍手は鳴りやまず、再び鈴木雅明氏が舞台袖から出てきて、オルガンに手をあげて、そしてこのホールにと足で”ドンドンッ”と踏みならし、間もなく閉館になるこのホールとオルガンを讃えました。

本当に、このコンサートにいけてよかった。 しかも、カザルスホールが閉館するというギリギリのタイミングで、、、、

今日のコンサートを機会に、俄然BCJが気になり、これまたギリギリのタイミングで4/2日(金)初台のオペラシティでのバッハの超大作「マタイ受難曲」のコンサートのチケットも購入できました。(完売となっているけれど、一人席だったら数枚空いていたり、また当日券もある場合があるので、気になる方は問い合わせされたらと思います。)



また同時に、バッハの”カンタータ”というとてつもなく深い森にも、とうとう足を踏み入れてしまったなあという気がします。楽しみだけど、、、

多くの意味でメモリアルなコンサートでした。

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