昼休みウェブサイトを見ていたら、なんと今日サントリーホールでクリスチャン ツィメルマンが演奏するようで、仕事を急いで終わらせ18時に当日券を求めてサントリーホールへ向かいました。当代随一のピアニストともあり値段は高かったけど、無事に買うことができました。
まずはバッハのパルティータ第2番。とっても綺麗に磨き抜かれた音色で、うっとりしてしまいました。
そして、ベートーヴェンの32番。彼の有名な初期、中期のピアノソナタである「悲愴」や「月光」や「熱情」とは全く異なる、まるで瞑想しているような世界観をツィメルマンは綺麗に提示してくれました。聴いている途中、ベートーヴェンの肖像画が頭に思い浮かびました。いわゆる難しい顔をして、主題を叩いて延ばしたり、曲げたりしているイメージとは違う、彼岸に静かに佇んでいる彼のイメージでした。
後半は、パツェヴィッチ(1909-1969)というポーランドの女流作曲家のピアノソナタ第2番で、本邦初公演です。非常に高度な技巧が要求されるような、難関な曲の様でしたが、ダイナミックに完璧な技術と解釈で弾ききりました。
最後は、これまたポーランドを代表する作曲家シマノフスキ(1882-1937)の「ポーランド民謡の主題による変奏曲」という曲で、短い序奏のあと、ショパンのマズルカのような主題、そして変奏曲となっています。後半部分は「葬送行進曲」があり、最後の変奏曲はフーガが挟まれた、とてもスケールの大きい作りでした。
どれも素晴らしいでした。特に後半の曲は初めて聴いた曲でしたが、そんな曲でもきちんと集中して最後まで聴かせることができるツィメルマンという人はすごいなあと思います。
今度の来日はいつか分かりませんが、また来たら是非聴きにいきたいです。
追記
クリスチャン ツィメルマンの演奏はYou Tubeで見ることができます。

0 件のコメント:
コメントを投稿