土曜日, 3月 15, 2014

清和文楽・高千穂峡など 日帰り旅行

以前から熊本の南東部の山間に由緒ある文楽で有名な村があると言う事は聞いていたけれど、なかなか距離もありイマイチ行くタイミングをつかめずにいたが今回思い切って日帰りでいって来た。しかもそこから更に30から40分程東に行って、全国的にも有名な高千穂までも足を延ばしてんこもりの贅沢な日帰り旅行だった。以下では時系列に辿ったところを写真とともに紹介。


詳しくは上のリンク先に譲るとして、教科書にも載っていた有名な石橋。こんな辺鄙なところにこんな大規模な石の建造物が佇んでいる組み合わせがとっても不思議な気がした。この通潤橋のおかげで8つの村で稲作ができるようになったそうで、まさに潤いを通した橋なのだろう。

上の方は渡る事が出来る。手すり等一切無くとっても怖い。

橋の上よりパチリ。

さて熊本市内の家から車で2時間弱で清和文楽邑へ到着。

九州で唯一の人形劇専用の劇場にて。演目は「日高川入相桜王」という現代であれば「ドロボウ猫」とかタイトルがつきそうなくらいの超ドロドロ劇。

人形浄瑠璃の鑑賞は初めてだったが、めちゃくちゃ面白かった。観劇後は再び人形を操っていた黒子の人がきて写真撮影等をした。


それにしてもなぜこんな熊本の山中の農村にこんな粋な文化が生まれ、受け継がれてきたのだろうととっても不思議な気がした。調べると由来等がウェブサイトに詳しく書いてあった。いろいろ読むと淡路島からの人形劇団が1850年頃に巡業できて、その時村人が劇団から村の牛や米と引き換えに人形を買い受け、技術を教えてもらったそうだ。

娯楽も無いような山間のはずれの小さな村で、農作業に明け暮れる一日を送っていた農家の人々にとって、普通は定期的な村祭り等で日々の労苦を発散させたりするものだろうが、この村では人形浄瑠璃。普通であれば巡業に来た人形劇団を観て、「あぁ、面白かったー。」で済みそうだが、なぜか「これを自分たちも是非やってみたい。」と思った人たちが1850年頃いて、さらに代々伝統を守りつつ磨きをかけ続けてきたのは、どうかんがえてもやはり奇跡に感じた。

ランチは文楽邑から車で10分程山に入った「山都茶寮」へ。立地的にはこんな山奥にという感じだが、びっくりするほどオシャレでセンスのいい佇まい。

暖炉の火が揺らめく。

古民家を改装した風のレストラン。

オニオングラタンスープ。食べる感じのスープで、タマネギはもちろん、周りの野菜がとってもおいしい。

マスのインド風な味付けのソテー。これも上に盛られた野菜がおいしくマスも香ばしい。

デザートはイチゴのエクレア風。

天気もよく気持ち良い美味しいランチだった。あまり頻繁に来れる場所ではないが、文楽に来た際にはセットで来てみたいと思う。

その後は弊立神宮へ。

自分はここ幣立神宮については何も知らなかったのだが、友達が高千穂のほうに行くなら是非ここへ。と言っていたし、さらに今日も「山都茶寮」の給仕の方も勧めていた。ランチを終え高千穂の方へ向かっていくと、15分程で何も代わり映えの無いふつうの田舎道の途中に突然看板が見えたので車を止めた。10数台止まっていたが全国津々浦々のナンバーで驚いた。なぜこんなとこに? 神社へ向かって脇の参道の旧階段を見上げると100メートルくらい上に神社が見えた。


階段の途中から空気がガラッと変わるのを感じた。

樹々もそこらへんのものとは全く違うスケール。

帰ってから調べたら、神漏岐命・神漏美命・大宇宙大和神・大御中主大神・天照大御神といった神々が祀られているらしい。古事記や日本書紀にも出てくる日本の歴史を語る上で重要な神々だ。また、幣立神宮のまたの名を「日の宮」というとのことだが、これは天照大御神やその子孫である天皇の住む御殿という意味。神武天皇の孫・健磐竜命が、宮崎から阿蘇に向かう途中に幣立神宮に幣帛を立て、天神地祇を祀ったと古文書にもある。

一般的には全然知名度は無いが、こうやっていろいろ調べると伊勢神宮や出雲大社クラスの由緒があるではないか、と驚いた。けれども神が降り立った高千穂の地も近くにある事を考えるとさもありなんととても興味深い。
実際天皇家も年に数回この神社に訪問されているそうだ。そしてその際は参道に真っ赤な赤絨毯が敷かれる。。。とランチを食べたお店の人もいっていた。

ただ、ちょっとほんの個人的かつ感覚的レベルで不思議だなというか違和感を感じた点があったので、もう一度行った際には検証してみようと思う。


さて、ここからさらに車で30、40分くらい行くと宮崎県にはいり、目的地の高千穂峡へ。

日本の秘境特集等でよく取り上げられるが、熊本からも車で2時間、宮崎市内からは多分3時間以上、電車も無いなどどこからもアクセスの悪い場所にあるためなかなか行きづらいが、今回はじめてくる事が出来た。

想像を遥かに超えた渓谷の切り込み方だ。とっても迫力があり、そして美しい。

せっかくなのでボートに乗ってみた。ハイシーズンはボートは2時間以上待ったりするらしいが、ラッキーな事に10分ほどで乗れた。有名な真名井の滝(日本の滝100選)。

とっても神秘的だった。

続いては、高千穂神社へ。

上の写真の裏手にある本殿はとても歴史のある社で雰囲気があった。
この神社では毎晩20時から1時間「高千穂神楽」を観る事が出来る。


その後は天岩戸(あまのいわと)神社へ。

神社に来ると落ち着く。。。

上記神社から川を500メートル程登ったところの天安河原(あまのやすかわら)へ。ここは太陽神である天照大神が隠れ、世界が真っ暗になった岩戸隠れの伝説の舞台であり、そこで、八百万の神々がここ天安河原に集まり対応を相談したそうだ。いわゆる内閣の発祥の地といっても良いかもしれない。


高千穂まで熊本からはるばる2時間半程かかったが、みちすがらたくさんの観光地にも立ち寄る事が出来て充実した日帰り旅行だった。それにしても高千穂というところは神話の里と言われるだけあって神秘的で不思議と癒されるところだった。これを機に古事記や日本書紀をしっかり読んでみたいなと思った。そしてまた初夏の緑が青々とした時期や、赤々と燃える紅葉の季節にでも来てみようと思う。

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