ある父親が、広い世間に彼の子供らを送り出す決心をしたすえ、幸福な偶然により最上の親友となった高名な方の手に彼らを託して、その保護と指導をお願いするのが、自分の義務だと考えました。
わが敬愛する高名な友人よ、ここに六人の息子をお渡しします。−−−彼らは長い間の辛酸から生まれた果実であることをお信じください。しかし、数人の友人らの与えてくれた希望によって、わたくしは、この仕事が少なくとも一部なりと労に値するものだと考え、これに励まされて、この子供たちが他日何らかの慰めともなろうと望みを抱くに至った次第です。、、、(後略)、、、”
「モーツァルトの手紙」 吉田秀和編訳 講談社学術文庫より
苦心の末に出来上がった、ヴァイオリン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4つの弦楽器だけで奏でられるこれら曲は、マーラーの交響曲のような大編成の音楽に比べても、聴いていて迫力、美しさ、感動はちっとも劣りません。むしろたった4つの弦楽器のための曲の中に無限に広がる宇宙があります。
よく聴いているCDは「モーツァルト:弦楽四重奏曲集 ”ハイドン・セット”」 ジュリアード弦楽四重奏団です。(残念ながらこちらも絶版です。)
「モーツァルトの手紙」 吉田秀和編訳 講談社学術文庫より
この引用は今回紹介させていただく曲、モーツァルトの弦楽四重奏曲第14番から19番までの6つの曲を尊敬するハイドンに贈った、その時のモーツァルトのハイドン宛の手紙です。
1782年に出版されたハイドンの作品33の弦楽四重奏曲集、通称「ロシア四重奏曲」に触発されて2年間の期間を費やし完成されました。わずか35年間の人生のなかであれだけ多くの傑作を作曲したモーツァルト(楽譜が残っている曲だけで626曲!)が6曲の弦楽四重奏曲に2年間を費やしたというのは、それだけで彼のこの曲に対する力の入り具合が分かります。苦心の末に出来上がった、ヴァイオリン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの4つの弦楽器だけで奏でられるこれら曲は、マーラーの交響曲のような大編成の音楽に比べても、聴いていて迫力、美しさ、感動はちっとも劣りません。むしろたった4つの弦楽器のための曲の中に無限に広がる宇宙があります。
よく聴いているCDは「モーツァルト:弦楽四重奏曲集 ”ハイドン・セット”」 ジュリアード弦楽四重奏団です。(残念ながらこちらも絶版です。)

CDの1曲目の弦楽四重奏曲第14番ト長調第1楽章をかけるといまでも胸が躍ります。その他17番変ロ長調は”狩”と言うニックネームがつけられていて、コンサートではよく演奏されることが多いです。また、最後の曲の19番ハ長調は別名”不協和音”と言われており、ちょっと不気味な出だしが2分程ありますが、アレグロに入ると積乱雲を突き抜けた飛行機のように雰囲気ががらっと変わり、軽快で美しいメロディーのオンパレードです。
最近は比較的最近発売されたDVDでこれらの演奏をよく鑑賞しています。演奏者はハーゲン弦楽四重奏団といって、オーストリアのヴィオラ演奏家を父に持つハーゲン家の兄弟を中心に構成されている弦楽四重奏団です。(セカンド・ヴァイオリンはハーゲンさんではないそうです。)

兄弟だけに息がぴったりで、観ていてとても楽しいDVDです。
最近は比較的最近発売されたDVDでこれらの演奏をよく鑑賞しています。演奏者はハーゲン弦楽四重奏団といって、オーストリアのヴィオラ演奏家を父に持つハーゲン家の兄弟を中心に構成されている弦楽四重奏団です。(セカンド・ヴァイオリンはハーゲンさんではないそうです。)

兄弟だけに息がぴったりで、観ていてとても楽しいDVDです。
ちなみに、30日に浜離宮朝日ホールでハーゲン四重奏団のコンサートがあります。いい席を取れたので存分に楽しんでこようと思います。演目はモーツァルトの弦楽四重奏曲第16番変ホ長調、ラヴェルの弦楽四重奏曲(「ボレロ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」以外にあまりなじみがないなぁと思う方へ、是非聴いてみてください。全く違ったラヴェルの世界があります。)、そしてドヴォルザークの弦楽四重奏曲第14番イ長調です。どれも楽しみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿